速耳トレよもやまコラム

[01]速耳の効用

 速耳トレを活用する場合には、しっかりと「どんな効果をねらって取り組むのか」という目的意識を持っておく必要があります。ただやみくもに、速い音声を聴けばいいというものではありません。そして正しい方法で、地道に取り組んでいきましょう。

 
 SRRが、速読術トレーニングとともに、みなさんにお薦めしている脳力開発の1つに「速耳トレ」があります。
 
 この速耳トレーニングのねらいは2つあります。
 
1.前頭前野を活性化させる。
2.高速に再生して何度も聞く。

 
 この2つです。決して「右脳を…」とか「人生が…」とか考えないようにしましょう。(笑)
 
 どちらを重視するかで聴き方、スピードの設定が変わりますから、自分は何を目的にしてソフトを活用するのか、しっかりと確認しておきましょう。
 
☆前頭前野の活性化
 
 前頭前野を活性化させるためには、「しっかりと聞き取れるスピードで聞く」ことが重要になります。ただし、いつまでも「しっかりと聞き取れるスピード」で聞いていては進歩がないですので、徐々にスピードを上げて行き、速さに慣れるようにしなければなりません(そのために、速耳マスターは5段階でスピードが切り替わっていくようになっています)。ちょっと無理があるな~というスピードの時は、気楽に聞き流すつもりで軽く意識を傾けてください。そのうち、無理だと思っていたスピードでも聞き取れるようになってきます。
 
 そして、目を閉じて聞くようにします。これは聞くことに集中するためです。目を開けている状態と閉じている状態で、どちらが活性化するのかということは実験データがありませんので分かりませんが、「目を開けていると気が散る」という経験的な事実に基づいて「目は閉じておこなう方がベター」と判断しています。
 
 聞くコンテンツは頻繁に変えていくのがいいでしょう。というのは、脳はかなり飽きっぽいからです。(脳というか人間?)飽きてしまって「あ、これは聞いたことがある」と思うと、脳が聞かなくなってしまう可能性があります。ですから、3倍程度まで聞き取れるようになったらコンテンツを交換するという方法をお薦めします。そのためにも豊富なコンテンツをそろえておくといいですね。
 
☆学習への活用
 
 耳からの情報は目から入った情報よりも記憶への定着率は高い場合が多いので、学習への活用は非常に有効であると考えられます。
 
 そして、学習への活用という意味では、上記の1、2のどちらの要素も含まれます。
 まず集中力・記憶力・判断力・意欲などを高めるために聞くということ。そして学習内容を何度も繰り返して聞くということ。
 
 その人の速耳トレーニングそのものへの慣れ具合や学習コンテンツの習熟度合いによって取り組み方はいろいろあると思いますので、モデルとなる活用方法だけを提案しておきます。
 
 まず、2倍程度(余裕を持って聞けるスピード)で1回流しておきます。初めて聞く内容なら、テキストを読みながら、3色ボールペンなどで線を引きながら聞くといいでしょう。過度に集中するといけませんが、ただ聞く、読むよりも少しだけ積極的(能動的)に取り組むことで、学習内容の定着度がアップします。
 
 初めてでないなら、目を閉じて聞くようにしましょう。
 
 2度目、3度目に聞く場合には、自分がぎりぎり聞き取れるスピードに設定します。3~5倍程度になるでしょうか。あまり速すぎると、学習の効果がありませんので、あくまで「聞き取れる」ということを大事にしてください。
 
 基本的に「思い出しながら聞く」ということになりますから、速いスピードでも聞き取りやすいでしょう。そして、もし学習内容がしっかりと定着していれば、かなり速いスピードでも聞き取れるはずです。もし部分によって聞き取りやすかったり、聞き取りにくかったりした場合、それは自分の学習定着度に問題があると思っていいでしょう。ですから、聞き取りにくかった部分は要チェックです。
 
 内容が十分に頭に入ったと思ったら、テキストを速読モードで表示させて、繰り返し表示させるのも効果的です。音声の再生よりも、文字の表示の方が断然スピードが速いので繰り返せる回数が多くなります。学習内容の定着率は、学習の深さよりも繰り返した回数に比例すると思ってください。
 
 ということで、お手軽に始められるトレーニングではありますが、しっかりと目的を考え、それにあった取り組み方をしてくださいね。そして、最低でも1ヶ月、できれば3~6ヶ月、楽しみながら、地道に取り組んでいってください。
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投稿者 てら : 2008年03月25日 21:11

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